6時間の学びで命を守るフルハーネス講習
高さ2m以上の個所で作業床を設けるのが困難な場所では、フルハーネス安全帯を使用しなければなりません。
作業員が体に装着するフルハーネス型安全帯は、肩から大腿部、胸や腹部にベルトによって構成されており、墜落したさいに体が抜け出さないようにするとともに、胸への圧迫や内蔵への衝撃を低減する効果を期待できます。
全ての作業員や管理者は高所作業をするさい、事前にフルハーネス講習の受講を義務付けられています。
主に建設業界と関係の深い一般社団法人や財団法人が中心となって、全国各地で開催されており、中には出張講習に対応する場合もあります。
学科省略などをしない場合は約6時間ほどかかりますが、一定の経験者の場合は一部を省略できます。
フルハーネス講習は学科と実技に分けられています。
学科の内容は作業に関する知識を1時間、墜落制止用器具に関する知識を2時間、労働災害の防止に関する知識を1時間、関係法令が30分です。
その後フルハーネスを実際に装着する実技講習があり、約1時間30分になります。
また満18歳以上でフルハーネス型安全帯を用いて6ヶ月以上作業経験のある場合は、1時間の労働災害防止に関する知識と3分の関係法令の合計1時間30分の受講に省略することもできます。
フルハーネス講習を主催する財団法人や社団法人は、外国人労働者向けの英語やインドネシア語、ベトナム語に翻訳したテキストを配布するなど、建設現場に従事する多彩な労働者に対応する体制を整えています。